DelphiでCASBIOS.OCXを使ってみよう

CASBIOS.OCXというActiveXコントロールを使うことで、FIVAのBIOS周りや電源管理など、ハードのコントロールができます。
もともとCASBIOS.OCXはモバイルコックピットというFIVAのツール用のActiveXコントロールです。
このコントロールが、Delphiで簡単に利用できます。
そこで、ここではその利用方法について書いてみたいと思います。

なお、CASBIOS.OCXは、FIVAの根本に迫る操作をするので、下手なことをするとFIVAが逝去する可能性があります。
細心の注意を払うのを忘れずに、どんなことになっても
自分で責任を取れる人だけが行うようにしてください。

1.CASBIOS.OCXをDelphiにインストール

Delphiを起動し、メニューバーより「コンポーネント」→「ActiveXコントロールの取り込み」をクリックします。
出てきたダイアログボックスで、Casbios ActiveX Control もづぇを選択します。
他のところは、何も変更しなくて良いと思います。

そして、[インストール]ボタンをクリックし、出てきたダイアログで現在使っているコンポーネントライブラリ(確かdeluser.vclだったかな?)に追加してあげます。
#このときに、コンパイルが必要だと言われますので、OKボタンを押します。
うまくインストール作業が終わると、左の図のように、ActiveXペーンにボタンができます。

2.CASBIOSコントロールを使ってみる

プロジェクトを新規作成し、早速CASBIOSコントロールを貼り付けてみましょう。
何だか変な絵(白地に楕円形)がフォーム上にできました。
このままコンパイルして実行すると、フォーム上に変な絵が現れたままになってしまっています。
そこでまず、CasbiosのプロパティーでVisibleをDisableにして、実行時にこの辺な絵が現れないようにしましょう。

次に、早速Casbiosを利用してみます。
現在のFIVAに搭載されているBIOSのバージョンを表示させてみます。

フォームにLabelコントロールを貼り付けましょう。(名前はLabel1になったと思います)
そして、フォームのOnCreateハンドラに
  Label1.Caption:=Casbios1.BiosVersion;
と書きます。

これでコンパイルして実行すると、BIOSのバージョンが表示されたと思います。